CMでよく見る睡眠改善薬「ドリエル」ってどんな薬?

 

今回は薬局やドラッグストアでも取り扱いが多い、睡眠改善薬「ドリエル」について、成分や効果、副作用などを紹介します。

 

ドリエル

 

何だか最近、眠りが浅い。夜なかなか寝付けないけれど、病院に行くほどでは…こういった不眠の症状で悩んでいませんか?

 

不眠の症状に悩んだとき、薬局で睡眠導入剤を購入したことがある人も多いでしょう。

 

でもその睡眠導入剤、どういった成分でどのような効果によって眠気が訪れるか知っていますか? 自分が摂取する薬について、飲む前にしっかり知っておきましょう。

 

ドリエルってどんな薬?

 

「最近ちょっと寝付きが悪いなあ。でも病院に行くほどでは…」

 

という人たちが薬局やドラッグストアに訪れると、意外とたくさんの睡眠改善薬や睡眠導入剤が販売されていることに気がつくでしょう。

 

睡眠改善薬「ドリエル」はエスエス製薬から販売されている睡眠導入剤で、CMで宣伝されていることから比較的知名度の高い睡眠改善薬で、購入する人が多い人気の薬です。

 

日本人には不眠が多い?

 

日本人は不眠の症状に悩む人が多く、日本生活習慣病予防協会の調査では日本人成人の20%が慢性的な不眠症状に悩んでいるとの調査結果が出たそうです。

 

また自覚をしていない「かくれ不眠」も多いそうです。かくれ不眠は、毎日ではないけれど寝付きが悪いことがある、寝起きでも疲れが取れないという人で、「毎日のことではないから」と特に気にかけていない状態の人たちを指すそうです。

 

あなたは「不眠」ですか?それとも「隠れ不眠」ですか?

 

「ドリエル」は一時的な改善薬

 

しかし「ドリエル」はあくまでも一時的な不眠症状の改善のために服用する薬です。服用しても効果が得られない、睡眠導入剤を服用しても不眠症状が改善されないという場合は、必ず医師に相談するようにして下さい。

 

ドリエルの価格はいくら?

 

ドリエル、薬局・ドラッグストアでの価格

 

ドリエルの価格は、メーカー希望小売価格は6錠1,080円(税込)、12錠2,052円(税込)となります。薬局やドラッグストアで購入すると、12錠1,980円などで若干安く購入することができます。

 

ただし、ドリエルは薬物依存やオーバードーズ(薬の過剰摂取)を避けるため、基本的にひとり1箱以上を購入することはできません。義務ではないので絶対に買えない、ということではないのですが、安いからと大量購入はできない場合がありますので注意をして下さい。

 

ドリエル、Amazonなどのネットでの価格

 

ドリエルをAmazonなどのネットで購入する場合、価格は12錠1,299円?と、店頭販売よりもさらにお安く購入することができます。インターネットでは1箱以上の購入も可能ですが、長期間おなじ薬を飲み続けることで、副作用などの可能性も高くなります。

 

インターネットで購入する際も、大量に購入せず1箱だけにとどめて、薬を飲みきった後も不眠の症状が改善されない場合は病院の医師に相談することをおすすめします。

 

ドリエルの成分は?睡眠薬とどう違うの?

 

ところで、どうしてドリエルを服用すると、眠気が起こるのでしょうか。

 

あくびをする男性

 

そもそも市販の睡眠改善薬は、医師が処方する睡眠薬とは全く違う働きをしています。詳しくは後述しますが、ドリエルをはじめ市販の睡眠改善薬、睡眠導入剤にはジフェンヒドラミン塩酸塩という成分が配合されています。

 

ジフェンヒドラミン塩酸塩とはアレルギー症状を抑える目的で使用されていることが多い成分で、風邪薬や花粉症を抑える薬には、ジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれています。

 

ドリエルの成分は風邪薬と同じもの

 

よく風邪薬を服用すると「眠気が出ることがあるので、車の運転は控えて下さい」といった注意を見ますよね。それは、ジフェンヒドラミン塩酸塩の作用のひとつなのです。

 

ドリエルなどの睡眠導入剤はこの作用を利用して、覚醒物質であるヒスタミンの働きを抑え、ジフェンヒドラミン塩酸塩によって自然に近い形で眠気をもたらすという働きがあるのです。

 

ドリエルと睡眠薬の違い

 

ドリエルをはじめとした睡眠導入剤には、上記のように風邪薬などに使用されている成分の作用を利用して、睡眠へと導く薬です。

 

では医師が処方する睡眠薬とはどう違うのでしょうか。

 

ドリエルを服用すると脳を覚醒する働きがあるヒスタミンの働きをストップさせることで、自然と眠くなるという仕組みになっています。

 

一方、医師の処方なしでは服用が禁止されている睡眠薬は、大脳に作用することで不眠を改善する薬です。

 

「市販されている睡眠導入剤では効果が得られない」という状態であれば、不眠症や他の病気の可能性もあります。気になる人は精神科や心療内科クリニックを受診して、不眠を改善するための治療を受けるようにして下さい。

 

ドリエルの効果が出る時間と持続時間

 

ドリエルを服用してから効き目が現れるまでの時間は個人差が大きくあります。平均して1時間程度で効果を感じることが多く、作用の持続時間は6時間ほど続くと言われます。

 

できるだけ自然に近い形での睡眠を手助けする薬ですので、効果は穏やかで「効き過ぎてしまったらどうしよう」という不安を感じる必要はありません。不安や疑問がある場合は、薬剤師からの説明を受けて納得してから服用するようにして下さい。

 

「ドリエルEX」の方が短時間で効く

 

ドリエルには「ドリエルEX」という睡眠改善薬も販売されています。ドリエルEXはソフトカプセルを使用しているため、通常のドリエルよりも効果が短時間で出るという特徴があります。使用されている成分は同じですので、効果自体の違いは特にありません。

 

ドリエルに副作用はあるの?

 

どんな薬でも副作用の可能性はあります。ドリエルはドラッグストアでも気軽に購入できる薬ですので、それほど危険な成分は配合されていません。

 

ですが薬である以上、副作用の可能性はあります。一般に言われるドリエルの副作用は、

 

  • 頭痛
  • 夢を見やすくなる

 

といった副作用が多く挙げられます。他には、

 

  • 喉の渇き
  • 便秘
  • めまい

 

などの副作用が起こる人もいるそうです。ドリエルを服用してから、気になる症状が現れたという人は、すぐに服用をやめ医師の診察を受けましょう。

 

「睡眠薬の副作用」についての詳しい記事はこちら

 

薬への耐性ができてしまう

 

ドリエルを始めとする睡眠導入剤で、深刻な副作用として「薬への耐性」があります。簡単に言うと「薬が体に慣れてしまい、最初の時ほど効果が得られない」ということです。

 

たまに「眠れない、寝付きが悪い」と感じるときにドリエルを服用する分には問題ありません。しかし2、3日連続でドリエルを服用すると薬の耐性がついてしまい、効果が現れにくくなってしまいますので、十分に注意して下さい。

 

こんな人は「ドリエル」を服用をしないで下さい

 

憂鬱な気分

 

ドリエルは15歳未満の子どもが服用してはいけません。

 

また妊娠している女性やその可能性がある人、授乳中の女性も、胎児や乳児への影響が起こるかもしれませんので、服用を控えて下さい。

 

他に、風邪薬などの薬でアレルギー反応を起こした経験がある人も、服用を控えるようにして下さい。

 

また、服用の前後に飲酒をすると、薬が効き過ぎてしまったり、薬の効果が半減してしまうこともあります。薬を服用する際に、飲酒をしないようにしましょう。

 

 

 

以上、睡眠改善薬「ドリエル」について、価格や効果、服用の注意点を紹介しました。

 

しかし、眠れないからと常に薬に頼って眠るのではなく、できるだけ自然に眠りが訪れるよう、寝る前にパソコンやスマホ画面を見続けない、規則正しい生活を送るなど日常生活に気をつけるようにすることが何より大切です。

 

薬を服用しても効果が見られない場合は、医師に相談して自分に合った薬を処方してきちんと治療をするようにして下さい。不眠症状が早く改善されるといいですね。